自国ベトナムの大学で機械について専門的に学び、日系の工場に就職しました。

仕事内容は今と同じ旋削の作業でしたが、日本の技術力の高さについて耳にする機会も多く、そのうち「日本に行って、もっと先進の技術に触れたい。真面目と言われる日本人の働き方も見てみたい」と思うようになりました。そして、就職コーディネイトを行っている会社に相談したところ、当社を紹介されたのです。

初めて伸和の工場に足を踏み入れたとき、今まで見たことがない大型の機械を見て、驚きました。扱う品物が重そうだし、クレーンにも不慣れだったので、一瞬「怖い」と感じたのですが、すぐに「早く使ってみたい」というワクワクとした気持ちが勝りましたね。

とはいえ、どれも説明が日本語で書かれていて、理解するのに苦心していたところ、同僚や先輩たち、皆さんが親切に教えてくれました。結果として日本語も早く身に付きました。

将来も日本に住んで、旋盤のオペレーターとして働き続けたいと思っています。入社して今で3年目ですが、今後の目標はすべての機械の操作を覚えることです。また、ずっと教えてもらう立場だったので、他の人に教える立場も経験したいですね。

特に、日本に期待することや不安を感じる面など、同じベトナム出身者の気持ちは理解しやすいので、彼らが求める指導に応えられるかもしれません。